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| 統合失調症の症状は、大きく2つのグループに分類することが多く、陽性症状と陰性症状に分けられます。 陽性症状と陰性症状は一見無関係のように見えても、実は根本のところで共通した要素があります。 それが「社会性の欠如」です。 私たち人間は社会の中で暮らしています。そこには法律や生活習慣といったルールがあり、また共通の言葉を使ってお互いの意志を通じ合ったり、常識として情報や知識を共有しています。 これらは社会が存在するためには、必要不可欠のものですが、逆にいいますと、これらのルールを守り互いのコミュニケーションが成立できれば、私たちは社会の一員として生活を送ることができるのです。 ところが、統合失調症は幻覚や妄想、自閉といったように、社会生活上のルールが当てはまらなくなる、あるいは社会との連絡を拒絶するようになります。 これを「社会性の欠如」と呼びます。このことが統合失調症の特徴ともいえますし、治療を難しくしている原因でもあります。 治療の最終的な目標は、欠如してしまった「社会性の回復」にあります。
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