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| 摂食障害の患者の最も大きな特徴は、体型と体重に関する態度と価値観です。 つまり、やせていることを素晴しい事、太ることを嫌悪すべきこととした上で、自己評価が体型及び体重の影響を過剰に受けています。 「やせ」と体重減少が理想化され、追求され、体重増加と「肥満」を回避することに大変な努力が企てられます。 この病的な考えの中心は、自らの価値を体型や体重で判断、評価する傾向です。 通常は自己価値を多種多様な領域における能力(例えば、対人関係の質や、仕事での業績や、スポーツや他の趣味での能力など)で評価しますが、摂食障害の患者は体型や体重によって自分を評価するわけです。 心理的な要因や生物学的な要因は摂食障害の原因として無視できませんが、社会文化的な影響も非常に大きいといわれています。 摂食障害はこれらの原因が複雑に重なった上で発症すると考えられています。 摂食障害には、大きく分けて神経性無食欲症(拒食症)と神経性大食症(過食症)があります。 神経性無食欲症という名前から想像すると、食欲の低下が中心的な問題ですかのように思われますが、その病気の最も重要な特徴は太ってしまうことへの恐れに関連した、「やせ」の追及です。 精神医学的には「やせ」についての定義として、年齢と身長からみた正常体重の85%以下というものや、BMI(体重Kg/[身長m]2)が17.5以下という基準が用いられます。 例えば身長160cmの人なら44kg以下になればこの基準を満たします。また、女性の場合は無月経もやせに引き続いて起こります。神経性無食欲症患者の9割以上が女性といわれています。 神経性大食症の特徴として、むちゃ食いがあげられますが、これはふつうの人が食べる量よりも明らかに多い食物を食べ、そのとき本人にはその食行動を制御できないという感覚をともなうものです。 過酷なダイエットの代償といえるかもしれません。また、むちゃ食いによる体重増加を恐れ、下剤を用いたり、自分で嘔吐をする患者も多く認められます。
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